先週末は、秋冬シーズンのファッション&アクセサリーのリサーチを兼ねて、エセンティアのメンバー坂井と百貨店へ。
「この雰囲気のスカート、顔タイプなら〇〇の方に似合うよね」「ブルベの方ならこの色も良いけれど、こちらの色の方がより映えるかもね」
そんな風にお客様への提案を思い描きながらの楽しい時間でした。
幼い頃からファッションやお洒落をすることが大好きな私にとって、ショッピングはワクワクが止まらない至福のひととき。
今日はその中で印象に残った”ある出会い”についてお話したいと思います。
言葉に宿る上質さ
百貨店のジュエリーショップで、目を惹くアクセサリーを眺めていたときのこと。
スタッフの方が「ご試着いかがでしょうか?」と声を掛けてくださいました。
歳の頃はおそらく50代。
その方の言葉遣いが驚くほど美しく、思わず聞き入ってしまうほど。
髪型やネイルなど外見にも上品さがあり、全体に「整っている」印象を受けました。
百貨店のスタッフの方々は皆さん丁寧で感じが良いものですが、その方はまるで別格。
言葉の一つひとつが柔らかく、耳に心地よく響くのです。
接客の距離感も絶妙で、押し付けがましさが全くなく。
さらに驚いたのは、すぐに販売につなげようとするのではなく、
「来月は優待期間がありますので、その際には〇〇%オフでお求めいただけます」と、お得な情報をわざわざ教えてくださったこと。
その一言に”お客様の立場を思う心”が感じられ、私はすっかり心を掴まれてしまいました。
経験がつくる「信頼感」という美しさ
その方の接客には、安定感と余裕がありました。
長年の経験からくる判断の的確さ、そして”場”の空気を読む力。
それは、マニュアルや一時期的なトレーニングでは決して得られないもの。
きらびやかな百貨店では、若いスタッフの方がフロアに映えるのかもしれません。
けれども、年齢を重ねた方だからこそ醸し出せる信頼感と品格は、何にも代えがたい魅力なのだと、改めて感じました。
内側と外側の”響き合い”がつくる上質さ
この方を見て感じたのは、単なる「外見の整い」ではなく、
内側の成熟が外側に自然と滲み出ている美しさでした。
エセンティアでは、
”内側を整えること”と”外側を美しく整えること”は決して別々のものではなく、互いに響き合うものと考えています。
どちらか一方ではなく、心の在り方と装いが調和したとき、
その人だけが放てる唯一無二の存在感が生まれる。
まさにそのスタッフの方は、内側と外側が統合された”上質な美しさ”を体現されていました。
「上質である」という生き方
その後、私はふと考えました。
自分自身はどうだろう?
年齢を重ねるごとに”安定感” ”信頼感” そして”上質さ”を纏えているだろうかー、と。
上質とは、単なる高級感ではなく、言葉の選び方、所作、そして人への思いやりが自然に溢れている状態。
それは日々の心の在り方から育まれるもの。
内側の豊かさが外側の美しさを支え、外側の美がまた内側の自信と輝きを引き出す。
その響き合いを大切にしながら、私も”上質という生き方”を丁寧に磨いていきたいと思います。
女性の皆さまへ
年齢を重ねることは、美しさを失うことではなく、
内側の美しさをより深く育てていく時間。
内側がクリアに澄むと、言葉は真っ直ぐにそして柔らかくなり、純度が高くなる。
外側の装いが整うと、心に余白が生まれ、前に進むエネルギーが湧き上がる。
その”響き合い”の先に、誰にも真似のできない、あなたという存在の美しさが立ち上がる。
皆さんの中にも、確かに「上質」という光が息づいています。
それは誰かと比べるものではなく、皆さん自身の内側と外側が響き合うときに生まれる輝き。
今日の自分を誰よりもやさしく丁寧に扱ってあげるー。
それだけで、美しさへの扉はそっと開きます。
今日も最後までご覧くださって、ありがとうございます。
今週も自分を信じて、やさしく前へ。
エセンティア 設楽明子