先週末は、暖かく穏やかだったので、久しぶりに洗車をしたり、布団を干したり寝具を洗ったり。
自分のプライベートな時間に切っても切り離せない「車」と「寝具」。
これらがキレイになると本当に気持ち良いですし、なんだか「やる気」が出てきます。
運気も上がる気がします。笑
言語化・アウトプットを考える
今年は、自分自身の「言語化・アウトプット」を改めて見直した一年でした。
もともと私は、自分の内側にある思いや感情を言葉にすることがあまり上手くなく、「上手に伝えられない」というコンプレックスを密かに抱えていました。
それに追い打ちをかけたのが、その昔、誰かに言われた「話がちょっと分かりづらいね」という一言。
今思えば悪気のない言葉だったのかもしれませんが、長く影響を与えていたように思います。
インプットとアウトプットの日々
現在、私はリアル、オンラインを含め、いくつかの学びの場に身をおいています。
どこに行っても共通しているのは、やはり**「インプット→アウトプット」**の流れ。
そもそも、そういった学びをする目的の一つには「自分が考えていることを、人に伝わるように伝えたい」ということが大きくあります。
ある学びの会では、講話を聴いた後すぐに
・1〜2分程度で感想をシェア
・さらに講師への感想メッセージを書く
という流れが組まれています。
これが、なかなか…..大変なんです。笑
何が大変かって、講話が終わった後、感想を考えている時間がほとんどないこと。
もちろん余韻に浸る暇もありません。笑
ということで、毎回、頭をフル回転。
知恵も経験も総動員して臨んでいる感じです。笑
大げさかもしれませんが、私にとって自分を成長させる大切な時間なので、適当ではなく真剣にやりたいんですよね。
「感想」には、その人の深さが出る
ある時、たまたま他の方々の感想メッセージを目にする機会がありました。
同じ講話を聴いているのに、感想が驚くほど違う。
そしてそこには、如実に**「その人の深さ」**が現れていました。
感想(アウトプット)には、その人がどれだけ考え、何を受け取ったかが必ず滲み出ます。
「思考の跡」とも言えるかもしれません。
・ただその場にいて聞いていた人
・深く味わい、自分の人生と重ね合わせて受け取った人
・どこで気づきがあり、それを今後自分のどこに、どの場面に活かそうと、自身の成長に変えていく人
たった数行、たった1〜2分でも、その人の”心の深さ”や”在り方”….人としての成熟度が浮かび上がります。
なぜ、言葉が浅くなってしまうのか
なぜ感想が表面的になってしまうのか。
(これは成長中の私自身への問いでもあります)
私なりに見えてきたのは、この3つ。
■自己対話の経験が少ない
「なぜ私はそう感じたのだろう?」
「これについて私はどう思っているのだろう?」
「どうしたい?」
こうして自分に問いを投げかける習慣がないと、思考も表現もどうしても浅くなる気がします。
■受け取るチカラが育ってない
人は「受け取り方」にその人の器が出ると思うんです。
受け取る器が小さいと、気づきも感動も浅くなり、深く染み込まずにさらりと流れていってしまいます。
■思考のベクトルが「自分」だけに向いている
いつも主語が「私」だけだと、ベクトル(意識)は内向きのまま。
そうすると、人間関係や社会へと視点が広がっていきません。
人は成熟とともに、「私」から「あなたへ」、「自分」から「世界」へと、自然と意識が広がっていくもの。
その広がりが、言葉にも、人生にも深みを与えてくれるのだと感じています。
「熱さ」を持っている人は、言葉が生きている
私の周りにいる、心から尊敬できる方々に共通しているのは、あたたかな「熱」を持っていることです。
・物ごとの受け取る姿勢がやさしく、そして真剣
・気づきと同時に、自分を俯瞰して入ってきた情報知識を処理・整理ができる
・伝えてくれたお相手への自然な敬意がある
自分の中に「熱」があるから、受け取ったものが人生のエネルギーとなり、やがて人としての温かさや、なにかを成し遂げる炎へと育っていく。
それは、自然と人を惹きつけていくんですよね。
たとえ物静かな佇まいの人であっても、多くを語らずとも、その言葉には確かな「熱」と「魂」が宿っているのです。
熱や、熱さは、派手派手しさや言葉の強さの表現のことではありません。
私たちは、視覚情報に振り回されがちな脳の仕組みを持っています。
ですから、何かを判断するときにはそこは気をつけて慎重になる必要があると思います。
私自身の「言語化・アウトプット」との向き合い方
自分と丁寧に対話することが自己信頼へとつながりますし、それがインプットの質を上げることにもなります。
そしてそれが未完成であったとしても、恐れずアウトプットしていく。
そこで終わらせず、行動に移しながら、自分の中で熟成させていくこと。
この繰り返しが、少しずつ
「言葉の深さ」
「自分への信頼」
を育ててくれるように思います。
まとめ 〜言葉は、人生の温度を映すもの
感想や言葉は、単なる「文章」や「情報」ではなく、その人の
・人生への向き合い方
・成熟度
・在り方
までも映し出す鏡なのだと思います。
かつて言語化に強いコンプレックスを持っていた私だからこそ、今、このテーマに意識を向け心を動かされているのかもしれません。
これからも私は、ただ「誠実に」自分の心の声を言葉にしていきたいと思います。
きっとその積み重ねが、誰かの心を温め、そして何より自分の人生を明るく温かく、そして美しくしてくれると信じて。
今日も最後までご覧くださってありがとうございます。
今週も、優しく、温かく、穏やかに・・
エセンティア 設楽明子