先週末は、地元・高崎のお祭りと花火大会でした。
夏祭りや花火大会もそろそろ終わりを迎え、季節は少しずつ秋へと歩みを進めています。
….とはいえ、まだまだ残暑は厳しく、涼しい秋風を感じるのはもう少し先になりそうですね。
人との「相性」とは？
さて、今日は人との「相性」について書いてみたいと思います。
私は約10年ほど、西洋占星学をライフワークのように学んでいます。
….と言っても、大げさなものでなく、趣味として楽しんでいる感覚に近いかもしれません。笑
最初は「自分を知る」ことが目的でしたし、それがとても楽しかった。
しかし学びを深めるにつれ、次第にその視点が周囲の人へと広がっていきました。
そして気づいたのは、占星学が「生き方や在り方」にも深く通じているということです。
「シナストリー」が教えてくれること
中でも心に響いたのが「相性読み（シナストリー）」という技法。
これは、自分と相手（親子・友人・夫婦・恋人・同僚など）、それぞれの生年月日と出生時間からホロスコープ（星の配置図）を作り、重ね合わせて読むものです。
自分のホロスコープには、個性や才能、思考や感情のクセ、人生で目指す方向性など、実にさまざまなことが表れています。
それを相手と重ねることで、二人がどんな影響を与え合い、どんな物語を紡いでいくために出会ったのかが見えてくるのです。
面白いのは、一見「この関係、大変そう…」という配置であっても、それを単純に「相性が悪い」とは読まないところ。
むしろ、その摩擦や衝突こそが成長や発展のきっかけになる、と解釈するのです。
例えば、情熱や行動パターンがぶつかり合う関係であっても、そのエネルギーが刺激となり、二人にしか生み出せないシナジーを作り出すことにも繋がります。
出会いは偶然ではなく、魂の成長という課題を持って引き寄せられているーー
そんな視点で見ると、このご縁がかけがえのない意味を持っているように思えるのです。
ご縁に「良い悪い」はない
この考え方は占星学に限らず、私たちの日常にも当てはまるのではないでしょうか。
友人、両親、子ども、パートナー、同僚….。
今、目の前にいる人たちとの出会いには、必ず意味があります。
相手の足りないところを自分が補い、自分の足りないところを相手が補ってくれる。
そうしてお互いに成長していくからこそ、時に感情が揺れ動き、泣いたり笑ったり、怒ったりする出来事が起こるのです。
ネガティブな出来事や感情が続くと「この人とは相性が悪いのでは？」と思うこともありますが、実はそれこそが、自分に課せられた成長のテーマかもしれません。
相手を責めている間は、自分の人生の舵を手放し、幸せから遠ざかってしまう。
だからこそ、目の前の大切な人が「これは課題だよ」「ここに向き合うといいよ」と教えてくれているのだと思います。
….話は逸れますが。
私たちは究極、「感情を味わいに生まれた」と言ってもいいのではないかと思うんです。
愛することや憎むこと、悶えるような苦しさや痛み、絶望や喜びの至福など。
感情に良いも悪いもないんですよね。ただただ味わう。それが生きること、なんだと思う。
「人間らしい」って、この感情を目一杯味わっている人の事を言うのかな。
イコール情熱的、とも言える。それが魅力になるー。
関係を育むということ
人生の多くは、人との関わりで成り立っています。
友人も、恋愛も、結婚も、仕事も、全ては人と人との「つながり」の中で生まれます。
大切なのは、相手を一人の人間として尊敬し、大切にすること。
相手が大事にしている価値観や信念に耳を傾け、相手の選択を否定せず、でも自分を押し殺すことなく尊重し合うこと。
その積み重ねが、関係性を豊かに育んでいきます。
人間関係がスムーズなだけが「相性が良い」ということではありません。
むしろ、課題や衝突を乗り越えた先にこそ、より深い理解や絆が生まれ、関係が成熟していくのではないでしょうか。
ご縁が人生をおもしろく豊かにする
改めて思うのは、どの出会いも私たちの人生に必要だからこそ起きている、ということです。
喜びも、葛藤も、そのすべてが私たちを成長させ、人生に深みと彩りを与えてくれます。
だからこそ、出会ってくれた相手に敬意と感謝を持ちながら、これからも一歩ずつ諦めず関係を育てていきたい。
たった一度の人生。そしてこの地球・82億の人がいる中で出会った奇跡に近い人達。
この82億という数字を考えると、出会ったことには必ず意味があるし、大切にしなくちゃ！って心の奥が震えます。笑
今日はそろそろこの辺りで終わりにしたいと思います。
まだまだ夏の名残が続きます。どうぞご自身をいたわりながら、健やかにお過ごしくださいね。
本日も最後までご覧くださってありがとうございます。
今週も、どうぞ軽やかに、あなたらしく。
エセンティア 設楽明子