心にあたたかく灯った、ある日の言葉
つい最近のこと。
とても嬉しいことがありました。
ある方が私のことを褒めてくださったのです。
私のモットーは、
「目の前のこ゚縁ある方との時間を大切にして、全力で楽しむ」こと。
お話するときはその方の声、言葉、顔の表情、空気感までも全身で受け取りたい、と思っています。
きっとかなりの全集中モード。笑
無意識にやっていることなのですが、今回それを感じ取ってくださった方がいて、それを言葉にしてもらえたのです
なんていうか….月並みな表現ですが、本当に嬉しかった。
心があたたかくて、ふわっと幸せに包まれて。
ボディメンテナンスをお願いしているお二人も、いつも優しくあたたかな視点で私の良いところを伝えてくださる。
今回は、別の方からのものでした。
こんな風に伝えていただけるなんて。
それだけで一日が特別に感じられる。
「人の言葉のチカラ」って、本当に大きいですね。
「褒める」と脳が喜ぶ!幸せホルモンの秘密
さて。
今日はそんなエピソードから、「褒めること」について、少しだけ脳科学的視点からお話してみたいと思います。
実は最近、女性ホルモンについて学んでいる中で、「幸せホルモン」にも興味津々なんです。笑
特に注目しているのが、ドーパミン・オキシトシン・セロトニンという3大ホルモン。
それぞれの働きは、ざっくりですがこんな感じです。
・ドーパミン:やる気・集中力・意欲を生み出すホルモン
・オキシトシン:愛情や信頼を深める「癒やしホルモン」。スキンシップや安心感にも関係
・セロトニン:心の安定と柔軟さに関係し、不安を和らげてくれる
この3つのホルモン、「褒められるとき」にも分泌されるのですが、驚くことに「褒めるとき」にも分泌されるのです!
どういうことかというと……
人を褒めるときは、相手をよく観察しますよね。
この時、脳の「前頭前野(ぜんとうぜんや)」という場所が活性化されるんです。
ここは、思考力や判断力、創造性に関わる重要な場所。つまり、褒めることで脳トレになるんですね!
さらに、褒めた相手が喜んだり、やる気を出してくれたりしたら、脳は「自分の行動が良い結果を生んだ!」と捉えて、ドーパミンがたくさん分泌される、という流れなのです。
まさに、褒める人も、褒められる人にも脳がご褒美をくれるというわけです。
「褒める」は、思いやりと癒やしのコミュニケーション
さらに、褒める側にとっての嬉しい作用が2つ。
ひとつは、思考力が高まり前向きになれること。
もう一つは、ストレスが軽減され、気分が安定すること。
これはオキシトシンの働きによるもの。
オキシトシンが分泌されると、相手に対する信頼感も増し、自然と関係性もより良いものへと変化していきます。
まるで、褒め言葉が優しい架け橋のように、人と人の心を繋いでいくのですね。
つまり、褒めるって…….
脳にも心にも、とっても栄養になるということ!
なんて素敵なことなんでしょう。
これからの時代、「人との関係」がカギになる
今の時代は、情報が次から次へと溢れてくる社会。
情報が多いのは便利な一方で、脳が休まらず、知らずしらずのうちにストレスが溜まっていきます。
そんな時代だからこそ、大切になってくるのは「人との関係」です。
信頼できる人と良い関係を築いていくこと。
それは安心感を生み、自己肯定感を高め、生きる力に繋がります。
そのために私が必要だと思うことは「相手を褒める」「相手を認める」こと。
相手の美点探しって、「ついジャッジしちゃう心」を、ちょっと横に置くことがポイントなのではないかと思います。
目の前の人の「才能・魅力・価値・長所」に意識を向けていく。
すると不思議なことに、自分自身が深く癒やされていき、穏やかさと幸せ感が増していくんです。
まずは、自分から「褒める」を始めてみよう
私たち一人ひとりが、目の前の人の良いところを見つけて伝えあえたら。
きっと、世界はもっと優しくて、美しくなる。
「ありがとう」と同じくらい、「その笑顔、可愛い!」「今日のファッションとてもお似合い!」「言葉選びがホントに素敵!」「仕事ができてカッコいいですね!」
そんな風に、気軽に褒めることが日常になっていったら….
なんて素敵な未来でしょう!
だからこそ、まずは自分から始めたい。
今日も誰かの美点を見つけて、伝えてみませんか?
その言葉が、相手の心に小さな光を灯し、自分の心も優しい光が灯ることでしょう。
それが、未来の優しくあたたかな世の中への種まきになる、と信じています。
本日も最後までお読みくださってありがとうございます。
このあともどうぞ素敵な時間をお過ごしください。
心からの感謝と愛を込めて・・
エセンティア 設楽明子