エセンティアの市川陽子です。
GW中に福島に住む母方の叔父と叔母が実家へ来るとのことで、私も会いに行ってきました。
叔父は母の弟で、結婚してからもずっと祖父母と一緒に暮らしていました。
祖父母が生きていた頃は、毎年夏休みになるとこちらからは泊まりに行っていましたが、叔父たちが群馬に来るということはほとんどなかったので、叔父たちも楽しみにしてきたようです。
というのも、母と叔父はもともと福島の人ですが、子供の頃に祖父の仕事の関係で3年ほど群馬の新町に住んでいたことがあります。
もう60年以上前の話ですが、その頃の思い出話を母ととても楽しそうに話していました。
せっかくなので当時住んでいたあたりを車で連れていってあげると、
「昔はここに駄菓子屋があったんだよ」
「神流川を堰き止めて、保護者たちが付き添って授業でプールがわりに川で泳いだんだよ」
「最近のことはすぐ忘れちゃうけど、昔のことはよく覚えているなあ」と笑いながらながら、小学生だった頃の思い出話をたくさん聞かせてくれました。
そして亡くなった祖父母の思い出話になると、
「おじいさんは、よく陽子ちゃんが泊まりに来ると連れて出かけてたよな。初孫だったから可愛かったんだよ」
「俺もいつもアイス買って帰ったりしてたよ」
そんな話を聞いていて、
『私はみんなに可愛がってもらっていたんだな』と改めて感じました。
実は私はずっと、家でもお姉ちゃん、いとこが集まっても一番上のお姉ちゃんと言われることが嫌でした。
お姉ちゃんだからと我慢することばかりと思っていました。
確かに一番上なのは事実だけれども、その分みんなよりも長く可愛がってもらっていたこと、最初は私一人が愛情を独り占めしていたのかと気づきました。
自分の勝手な思い込みで今まで私だけが我慢してきたと思ってきてしまいました。
でも実際は、みんなが私の誕生を喜んでくれて、みんなが可愛がってくれていたんだと今になって気づくことができました。
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叔父が「おばあさん(亡くなった母親)はまだ一度も夢に出てきたことがないんだよ」と言っていましたが、私の夢にはたまに出てきてくれるんです。それは今でも私のことを心配して応援をしてくれているのかななんて思っています。
お墓は福島にあるのでなかなか行けませんが、今年は行ってこようと思います。