嬉しいことがありました
12月12日に長女夫婦が本を出版しました。
二人の仕事は「ライフスタイルクリエーター」です。
周りの方から「お嬢さんたちはどんな仕事を?」と聞かれるのですが、最近の新しい仕事に疎い私にはうまく説明できません。笑
そんな彼らのこと、簡単に紹介させてください。
無印リノベ団地に住み、湘南での日々の暮らしや、旅のvlogをYouTubeチャンネルやSNSにて発信しています。
二人には夢があり、その夢を叶えるべく約4年前にYouTubeからスタート。
このYouTube、有り難いことに今では20万人以上の方にチャンネル登録いただき、SNS総フォロワー数は31万人だそうです。
私もYouTubeチャンネルやSNSアカウントを持ち発信しているので、この数がどれだけのことなのか本当に驚くばかりです。
「自分たちの本を出す」ことが目標の一つだったのですが、この度出版社からお声がけ頂き実現の運びとなりました。
新しい時代の生き方・働き方
彼らを見ていると、展開が非常に速く、自分たちの能力を軽やかにしかも楽しそうに表現しています。
自由を愛し「こうでなければ」「これをやらないと」という、べき思考がない。
だけれども作品へのこだわりはかなり強く、だからこそのあの作品なのだなぁ、と納得。
いつだかこちらのブログでも書きましたが、2020年に風の時代に入り、この秋に完全にシフトしました。
風の時代を簡単にお伝えすると、ものや場所・時間に縛られない生き方や働き方、型にはまらない価値観、自由で多様性に富んだフレキシブルな時代のこと。
どんどん自分らしさを発揮し、ゴリゴリ頑張るのではなくむしろ力を抜いた方が上手くいき、人と違うことをすることも人生の展開が早いと言われています。
彼らを見ていると、まさに風の時代の人なのだな、と思うのですよね。
そして面白いなと思うことの一つに、いつも仕事の話を当たり前のようにしていること。
昨今政府がワークライフバランスを、と言っていますが、彼らにとって仕事(ワーク)も人生(ライフ)は分けるものではなく同一のもの。
我が家に遊びに来ているときも愛用のMac(パソコン)を開き仕事をしている率高め。
まぁ仕事に追われ大変なことも勿論あるようですが、それも含め丸ごとワクワク楽しんでいますね。
その生き方が大きなこ゚縁を引き寄せるのだな、と母は勉強がてら分析しています。笑
今回出版した本は、彼らの「好き」で満たされた暮らしや、日々の工夫やアイデアが写真やイラスト、文章で表現されたくさん盛り込まれています。
イラストと文章は全て長女が担当したそうです。
誰にとってもいちばん大切なこと
読み進めていくうちに、長女が何より大切にしていること、として「自分自身を愛してあげること」とありました。
続いて「母から教わったシャンパンタワーの法則をいつも心に留めている」と。
シャンパンタワーの法則とはー、
皆さまご存知の通り、シャンパンタワーとは、シャンパングラスをピラミッド状に積み重ねて、上からシャンパンを注ぐセレモニーのこと。
結婚式などで行われたりしますね。
そのシャンパンタワーをイメージして頂きたいのですが、1番上を自分自身、2段目を家族や身近な人、3段目を友達や一緒に働いている仲間、4段目をお客様と見立てます。
そして自分はどこからシャンパン(つまり自分のエネルギー)を注いでいるかを考えること、なのです。
例えばビジネスでは「顧客満足度」という言葉があります。
4段目のお客様だけにシャンパンを注ごうとすると、自分に無理をさせてまで(時間やお金)何とかしようとしてしまい、自分や家族を犠牲にしてしまいます。
そうすると、4段目は満たされているけれど全体はほぼ空の状態。
ではこれを家庭のお母さんに例えてみると、お母さんは2段目の家族や子ども、旦那さんのために時間や労力を使っている方が多い。
2段目は溢れ4段目まで満たされますが、全体を満たすためには1番上の自分のグラスを満たさなくてはいけないのです。
1番上の自分自身を満たしていき、溢れ出たシャンパン(エネルギー)で2段目、3段目・・と満たしていくと全体を満たすことに繋がります。
まずは、自分のために自分を満たすことから。人のためではなく。
これがシャンパンタワーの法則です。
知識なんて置いといて、魂で向き合う
長女は幼少期から穏やかでいつも笑顔でした。たくさんのお友達に囲まれつつも、周りのことをよく観察しその期待に応えようとする子で、いわゆる優等生。
ですが自分の言いたいことが言えず苦しくなることも多く、大学生の頃には「自分がどうしたいとか、もう自分の気持が分からない」と泣きながら訴えることも。
お互い群馬と東京という距離で離れて暮らしていたので、深夜の長女からの電話に付き合ったことも一度や二度ではなく。
そんな時に私が伝えたのが、この「シャンパンタワーの法則」です。
そして
「自分を一番大切にして愛してあげるんだよ。人はそのあとね。どんなに仲良くても大切な人だとしても自分より大切にするのは違うの。それはお互いのためにならないから。
でも自分を一番大切にそして愛せたら、周りの人たちとも最高に良い関係が築けるからね」
そう付け加えて。
当時は本当に心配でした。
アドラー心理学で言うところの「課題の分離」ができていなかったのかもしれません。
時には自分の悩みのように感じアタフタしてしまっていたように記憶していますから。
しかし私はその時、同じ気持ちになったことで長女の気持ちに寄り添えて、親子というより人間と人間としての関係が築かれたと思っています。
生きていく上で心理学などをスキルとして知っておくことは非常に大切だと私は感じています。
しかし、それはそれとして。
一人の人間として相手に自分の全力で、魂の全てをもって向き合う。
そうすることで、未来に向けての何かが・・私は生まれると信じています。
結局どんな自分でもいいってこと
そんな自分の暑苦しさに自分自身が辟易してしまう場面も多々あるのですが、笑
今回の本に「自分を愛することを何より大切にしている」と書かれていたことが、私自身の生き方にOKをメッセージとしてもらえたような、そんな感じがしました。
そして「あなたはあなたのままでいい。どんな自分でもだめではない。人のことは気にしないで自分の人生を楽しんで生きて」
こんなメッセージも感じました。
私だけではなくて、このブログを読んでくださっている方にも共通することなのかな、とも感じます。
図らずもこのブログを書いている今日は、2024年最後の満月。
気持ちが大きく揺れたり、何か心の内側から湧き上がるものがある方もいらっしゃるかもしれません。
それを否定せず受け入れてみる。手放してみる。場合によっては思い切って動いてみる。
これらのベースは「自分を大切に、そして愛すること」です。
今日は久しぶりに長くなってしまいました。
しかも長い割にはオチがないという・・笑
最後までお付き合いくださった方には心から感謝いたします。
ありがとうございます!とても嬉しいです❤
それではこのあともどうぞ素敵な時間をお過ごしください。
エセンティア 設楽明子