ここ数日は桜が咲いてしまうのでは?と感じるような、春本番のような暖かさでしたね。
週末はこの陽気に誘われて、春の便りを探しにお出掛けされた方も多かったのではないでしょうか。
さて本日は、最近私にとっての大きな気づきがあったのでそれをシェアしていきますね。
「苦しい」の正体とは?
最近つくづく思うのです。人が成長していくには、困難を避けて通ることはできないのだな、と。
しかし、困難や痛みこそが「成長のサイン」だと考えると、気持ちが楽になる気がします。
日々の暮らしの中で起こる出来事、特に辛いことや痛み・・
その瞬間は、ただただ苦しいもの。
でもこれは成長へのプロセスなんですよね。
ふと立ち止まって考えてみると、その経験があったからこそ成長できた、と感じることも多いのではないでしょうか。
これを「心の筋トレ」と言い換えてみると、すごく腑に落ちるんです。
筋トレと心の成長の共通点
筋トレを続けると、筋肉がつきますよね。
でも、その過程では筋肉痛がつきもの。負荷をかけた分だけ痛みが伴い、その痛みを乗り越えたときに筋肉がつき、そして強くなる。
この「筋肉」を「人の成長」に置き換えてみると、すごく納得できませんか?
成長とは、変化のこと。
そして、変化とは、困難や痛みを伴うもの。
だからこそ、「今、苦しいな」と感じているときは、「今、自分は成長の最中なんだ」と思うことができればいい。
そう、心の筋トレ中、なんですね。
成長とは「価値観の肯定的変化」
以前、こんな言葉を教えてもらいました。
「成長とは、価値観の肯定的変化なんだよ」と。
最初に聞いたときは、「なんか難しそう…」とさらっとスルーしたのですが、笑
今になってとても腑に落ちる言葉となっています。
この意味を簡単にお伝えするとー、
人生では色々な壁にぶつかるけれど、その中で物事の捉え方が変わることで、人生がもっと楽しく、豊かになる、ということ。
たとえば、「この人、苦手だなぁ」と思っていた人の別の一面が見えて、「意外と良いところもあるんだな」と感じる瞬間。
または、「ずっとこうだと思っていたけれど、実は違ったんだ!」と、自分の価値観がアップデートされる瞬間。
この「物の見方が変わること」こそが、成長なんですよね。
そう考えると、成長は「楽」な道の先にはない、ということなんだと思います。
…とは言っても、人間って基本的に楽な方に流れがちです。(私も間違いなくそっちのタイプです。笑)
でも、楽をしていては成長できない。
人生はよくできていて、「さあ、次のステップへ行くよ!」というタイミングで、ちゃんと成長の機会がやってきます。
それを「チャンス」と捉えるか、「ただの苦しみ」と捉えるか。
ここに違いが生まれるんですよね。
もちろん、言い訳をして逃げることもできます。
(私もコレやってしまって、どれだけのチャンスを逃してしまったことか・・汗)
でも、その場をしのいでも、また別の形で同じテーマの試練がやってくるもの。
だからこそ、「ほんと今苦しい、つらい」と思う時こそ、自分が成長している証拠だと思ってみる。
すると、不思議と「この試練、ちゃんと向き合ってみようかな」という気持ちが湧いてくるんです。
EQを鍛えると人生はもっと楽になる
ここでちょっとだけ、EQ(心の知能指数)について。
IQ(知能指数)は、頭の良さを示すものとしてよく知られていますが、EQは「心の賢さ」のこと。
つまり、
• 自分や他人の感情を理解する力
• 共感し、良い人間関係を築く力
• 感情をコントロールし、冷静に物事を判断する力
…といった、人生を豊かにするための重要なスキルなんです。
苦しい出来事を乗り越えるたびに、このEQが鍛えられていく。
そしてEQが高まると、人生は格段に楽になり、見える世界が変わってくる。
だからこそ、「今の苦しみの先に、自分がもっと自由に、幸せに生きられる未来がある」と思えば、希望が湧いてきませんか?
心の筋トレを続けるために大切なこと
では、どうすれば「心の筋トレ」を無理なく続けられるのか?
私なりに考えてみました。
大切なのは、この3つ。
1. 人と比べず、自分のペースで進むこと
他人と比べると焦りや不安が生まれるけれど、大事なのは「昨日の自分より成長できたか」。
2. 努力や継続は大切。でも、時には休むことも必要
筋トレと同じで、努力と継続は必須。でも無理をしすぎると逆効果。どうしてもチカラが湧いてこなくても大丈夫。
自分を労る時間と優しさを忘れなければ、また元のあなたに戻れるから。
3. 小さな変化を積み重ねることが、大きな成長につながる
一気に変わろうとしなくていいんです。ほんの少し・・1%ずつの成長で十分。
成長は一人でするものではない
そして、もうひとつ大切なことがあります。
それは「成長は自分ひとりでするものではない」ということです。
「成長は自分の力でやっていくもの」と思いがちですが・・
確かにこれは間違いではありません。
でも、困難や痛みを1人で抱え込む必要はないんですね。
人との関わりの中で、私たちは成長していきます。
だからこそ、「1人じゃない」と思えることが、何よりの支えになる。
つらい時には、素直に「助けて」と言って良いし、できないときは「できない」って言って良いんですよね。
誰かに話すことで張り詰めていた気持ちがふっと軽くなることもある。
私たち大人世代は、自分のことは自分で、とか人に迷惑を掛けてはいけない、と言われて育ってきている方が多いのだと思います。
でも、自分一人の力でできることには限りがあります。
頑張りすぎると大体うまくいかないですしね。笑
周りの人は自分が思っているよりずっとずっと優しいのだと思います。渦中にいるとそんな大切なことが全く見えなくなってしまいがち。
長年の思い込みもありますしね。
だから勇気を出して話してみる。頼ってみる。
きっとみんなが全力で助けてくれるはずです。
成長のプロセスは決して孤独なものではないんです。
だからこそ、無理せず、焦らず、自分のペースで「心の筋トレ」を続けていく。
そして気づいたときにはきっと、以前よりも強く、優しく、美しくなっているはずです。
そして「なりたい私」にもぐっと近づいているかもしれません。
きっと皆さんは知らずしらずのうちに「心の筋トレ」をしているのだと思います。
それを意識してみることで、自分の成長に大きな喜びを感じ、人生がより楽しく豊かなものになると思います。
本日も最後までお読みくださってありがとうございます。
このあともどうぞ素敵な時間をお過ごしくださいね。
心からの感謝と愛を込めて・・
エセンティア 設楽明子