日本人の能力

『日本耳』?

エセンティアの坂井紀子です。

皆さまは『日本耳』という言葉をご存知でしょうか?
私は初めて聞いたのですが、どういうものかを知り、とても納得して嬉しくなりました。

『日本耳』とは日本人特有のもので、敏感に、繊細に音を感じ取り、音からさまざまなイメージを描くことができる能力のことをいうそうです。

例えば、『さんさんと降り注ぐ』『しんしんと降り積もる』と聞くと、
明るく良い天気で太陽の光たっぷりな景色や、静寂の世界に雪が降っている景色がイメージできませんか?
どちらも実際には音はしていないものですが、そう表現されるとイメージが湧いてくる…不思議ですね。

なんと日本人と欧米人は情報処理の仕方に違いがあるそうです。
日本人は音を全脳的に捉え、音からビジュアルを想像したり、感情を掴んだり、その場の状況を判断する力が長けているのだとか。

日本人が古来から持つ優れた聴感覚が、和歌や小説、歌などの中で、些細な違いを細かに表現させてきました。『日本語は発音が世界一美しい言語』と言われることもあるそうで、音に対して敏感で些細な違いを感じ取れるからこそ、様々な美しい言葉を生み出せるのではないでしょうか。

私は日本人ならではの感性というものがあると、感じていたのですがその理由が見つかったと思いました。
日本には四季の変化があり、それを体感しながら暮らしている中でそういった感性が生まれているのかと思っていたのですが、実際に耳と脳に違いがあったとは…なんだか日本人ということが特別でとても誇らしくなりました。

 

『日本耳』を持つ人の特徴はこちら。
・コミュニケーション能力が高く、出世が早い。
・音楽を聴くときの音質や機材にこだわりがある。
・年齢を重ねるごとに聴く力がアップしていく。

そんな『日本耳』を持つ日本人は、約10人に1人と減少傾向ですが、『日本耳』を育て、取り戻す方法もあるそうで、それがこちらです。
・日々の生活の中で、できるだけ自然の些細な音や、繊細な音に耳を澄ませ想像力を広げてみる。
・本来の音に近い高音質の音を聴く。

 

『自然の音に耳を澄ます』
それは心に余裕がないと出来ないことではないでしょうか。
現代の生活は日々、時間に追われているなぁ…と感じます。

せっかくの日本人限定能力『日本耳』を育てていきませんか?

 

風鈴の音で涼しくなる?

日本の夏といえば『風鈴』があります。
風が吹くと心地よい音色がして、涼しさを感じますね。
それは風鈴の音を聞くと風が吹いているとイメージして、涼しいと脳が勘違いし、条件反射で実際に体感温度が下がるそうです!
さすがに40度近い気温では、なかなかきびしいかもしれませんが💦

また、風鈴の音色は風のリズムを感じることができ、アルファ波に導いてリラックス効果も。
それは小川のせせらぎや、小鳥のさえずりなどと同じ周波数で多くの日本人は癒しを感じられるそうですよ。

風鈴にもいろいろな種類がありますね。
ガラス製の物は目で見ても涼しさを感じられますね〜。
見た目もいいのですが私は音を重視。鋳物の澄んだ高い音のものが好きで、先日リビングの窓の外にかけました。
皆さまはいかがでしょう。見た目?音?どちらを重視されますか?
音も聴き比べてみると、きっとご自分の好きが見つかると思いますよ。

 

日本人は暮らしの中で、自然のリズムを五感で味わうことをしてきたのだと思います。
四季の変化を感じながら、ゆったりと暮らしを楽しみ、自然と共に生きてきたのではないでしょうか。
その感覚を取り戻すことで、日本人の本来の能力、DNAを思い出していきたいですね。

 

 

 

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