「何を持っているか」ではなく、それを通して「どう生きたか」

年齢を重ねて、少しずつ気づいてきたこと

年齢を重ねてくると、少しずつ気づいてくることがあります。
今日はそんな気づきの一つを書いていこうと思います。

いきなりですが….
私は、割と物欲がある方です。笑

仕立ての良いデザイン性のある服。
長い歴史のあるバッグや時計。
アクセサリー。
スタイリッシュな車。 などなど…

幼い頃から、母の価値観もあり、そういったものに触れる環境には恵まれていたのかもしれません。
今でも「本物」と呼ばれるものには、人の感性や人生を豊かにしてくれる力があると思っています。
ですから、美しいものを持つことも、私にとっては人生の楽しみの一つです。

でも、、持って行くことができないものもある

そんな私ですが、ここまで生きてきて、身近な人との別れなどを経験する中で、少しずつ分かってきたことがあります。

どんな高価で、本物と呼ばれるものであっても。
どんなに大切に身につけてきたものであっても。

この世を去る時には、全て置いていかなければならないんですよね。
ものだけではありません。
肩書も、学歴も、名の通った有名な資格も、名声と呼ばれるものも。
結局、何一つ持って行くことはできない。

そう思ったとき、

「じゃぁ、私は何を大切にして生きていきたいんだろう?」
と考えるようになりました。

「何を残せるのか」という視点

最近は、

「何を持っているのか」ではなく、
「何を残せるのか」

が、実は大事なんじゃないか、と思うようになりました。

もちろん、財産を残すこともあるでしょう。
でも私が思う「残るもの」は、もう少し違うものです。

家族や子どもたち、大切な人に注いだ愛。
友人や仲間と、弾けるような笑顔で過ごした時間。
価値観が近い仲間たちと語り合った時間。
困っている人にそっと差し伸べた手。
苦しんでいたり、傷ついている人にかけた、心からの優しい言葉。

目には見えないけれど、その人の中に残っていくのではないかな、と思います。

人と比べることの意味

そう考えていくと、

「私にはこんなにある」
「私はこんなものを持っている」

と、人と比べたり、優越感を持ったりすることって、意味がないのだなと思うようになりました。

もちろん先ほど挙げた服やバッグ、時計や車も、私にとっては大切なものです。
好きなものを身につけることで気分が上がることもありますし、美しいものに触れることで感性が刺激されることもある。

だから、ものを持つことや、肩書や学歴・資格など、そのものが悪いわけではないんです。
ただ、それを「人より上に立つためのもの」や「人を判断する基準」にしてしまったら、それは違う。

大切なのは、その先にあるもの

好きな服・ファッションであったり、
お気に入りのバッグであったり、
好きな車であったり、

それらを身につけて、その先で、

誰と出逢ったのか。
どんな場所に行ったのか。
そこでどんな体験をしたのか。
そして、どんな感情になったのか。
何に気づいて、そこから自分がどう変わっていったのか。

このように考えてみると、「もの」そのものよりも、その「もの」と一緒に過ごした「時間」や「経験」に意味があり、それが「ものを持つ」本当の価値なんじゃないかと気づきました。

「あなたに出逢えて良かった」と思ってもらえたら

そしてその先にあるのが、

私がいなくなったとき、私が関わった人たちの心のなかに、

「彼女に出逢えてよかった」

そう思ってもらえる瞬間があったなら。

それは、私がこの人生を生きた意味の一つなのではないかな、と思うんです。

「何を持っているか」ではなく、持っているものを通して、「どう生きたか」

それでも、物欲は・・

…..とはいえ、まだまだ物欲はあります。笑

そこは、無理に手放すつもりもありません。

この三次元の世界で生きている一人の人間として、美しいものを見たり、好きなものを身につけたりすることは、私にとって人生の楽しみであるし、モチベーションにもなる。
そして私の感性を育んでくれるものでもあると思っています。
だから、これからも好きなものは好きでいたい。

ただ、それらは「人より多く持つため」のものではなく、

自分の人生を豊かにするために、
自分の感性を楽しむために、
そして、その先にある人との時間や体験を味わうために。

そんなふうに、自分の中で大切に育てていこうと思っています。

これから先も

この先も、きっと私は美しいものに心を惹かれるし、好きなものを身につけて、行ってみたいところ、好きな場所に行き、人生を楽しんでいくと思います。

でも、その一つひとつの先にある「人との時間」や「心が動いた瞬間」を、今まで以上に大切にしていきたい。

そして最後に人生を振り返ったときに

「いろいろなものを持った人生だった」ではなく、

「大切に思える人たちと出逢って、たくさん笑って、深く語り合って、愛して、心を動かしながら生きた人生だった」

そう思えたらいいな…
そんなことを、最近思うようになりました。

 

今日も最後までご覧くださってありがとうございました。
朝晩だいぶ涼しくなってきたので、どうぞご自愛くださいね。

エセンティア 設楽明子

 

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