エセンティアの市川陽子です。
皆さんは、ここは大事にしたいなと思うことはありますか?
大事にしたい、譲れないこと=価値観とも言いますね。
私の大事にしたいことの一つに「たのしむ」ということがあります。
ここで大事なのは楽しむと愉しむという二種類あることです。
楽しむは、何かをエンジョイして、喜びや興奮を感じるという意味なのだそうです。
外向的な活動やエンターテイメントに対する感じ方を表すことが一般的です。
一方愉しむとは、何かを心から喜び、嬉しく感じるという意味なのだそうです。
一般的には、洗練された趣味や美的な体験に対する感じ方を表すことが多いです。
どちらの「たのしむ」も大事なのですが、特に私は瞬間的な楽しいではなく、本当に心から喜びを感じられる愉しいを大事にしたいと思っています。
私が特に「たのしい」を感じる合唱練習の場面で比較をしてみると、
楽しい:「みんなと一緒に練習するにのは本当に楽しい。笑い声が絶えないし、みんなといると元気が出る」
仲間と一緒にいるその場の雰囲気が楽しいということ。
「本番のステージに立つと、観客の反応がダイレクトに伝わってきて、すごく楽しい」
観客の反応やステージの雰囲気から得られる瞬間的な喜びや興奮のこと。
愉しい:「練習を重ねるたびに、自分たちのハーモニーが深まっていくのを感じるのが愉しい」
練習を通じて自分たちの成長や一体感を感じることで得られる内面的な満足感や充実感のこと。
「本番で全員の声が一つにまとまり、音楽が生まれる瞬間を共有できるのが愉しい」
合唱の一体感や、全員で一つの音楽を作りあげる内面的な満足感や深い喜びのこと。
同じ「たのしい」ということでも、愉しいの方が心の奥から感じられているのがわかると思います。
私はこの心の奥から湧き上がる愉しさを感じたいのだということを、漢字の違いから教えてもらいました。
私は本当に心の底から愉しいと感じる時は、幸福感に包まれるような感じと、エネルギーが体の奥からグーっと上がってくるような感じがするんです。
私の大事にしたいこと愉しむは、私の譲れない価値観の一つになります。
皆さんもご自分の大事にしている価値観をぜひ考えてみませんか?
その価値観がわかると、これから何か新しいことをするときなどの選ぶ基準にもなってくると思います。
ぜひ一度考えてみることをお勧めします。