皆さまは、着物を見るとき、どんなところに目がいきますか?
色?柄?それとも、全体の雰囲気でしょうか?
実は着物には、洋服とは少し違った楽しみがあります。
それは、柄や色に季節や願いが込められているということです。
例えば、桜や藤、紅葉などでは季節を感じられます。
鶴や亀、七宝、麻の葉などは、昔から縁起の良いものとして親しまれてきた文様で、一つひとつの柄には、それぞれ意味や由来があります。
昔の人は、
「健やかに過ごせますように」
「幸せになりますように」
「良いご縁がありますように」
そんな想いを、着物の模様に託していたのでしょう。
そう考えながら着物を見てみると、また違って見えてくるかもしれませんね。
そして着物の楽しさは柄だけではありません。
同じ着物でも、合わせる帯や帯締め、帯揚げによって印象が変わります。
季節に合わせて小物を変えたり、少し色でアクセントを効かせてみたり。
着る人の年齢でも小物選びは変わってきます。
「今日はどんな組み合わせにしよう?」
そんなふうに考える時間も、着物の楽しみの一つです。
「決まりが多くて難しそう」
と思われることもありますが、フォーマルの席以外は自由で良いと私は考えます。
昔から受け継がれてきたものを、大切にしながら今の自分らしく楽しむこと。
カタチに囚われて着られないで、ずっとしまっているだけではもったいない。
着物は「着るもの」
昔の人の想いに触れられる身近なものです。
次に着物を見る機会があったら、ぜひ柄にも目を向けてみてくださいね。