包むという文化

  • 2026年9月24日

皆さまは、風呂敷を使うことはありますか?

昔はどちらのご家庭にもあった風呂敷ですが、今ではお持ちでない方も多いかもしれませんね。

私も風呂敷を使うのは、着物を持ち歩く時です。
広げた風呂敷の上に着付に必要な着物や帯、小物をどんどん置いて、あとは結ぶだけ。
バックに入れるよりも短時間にまとめられ、移動した先で着付する時は包みを解いて、そのままの広げれば出す手間もなく、とても重宝しています。

ただ一枚の布なのに、包むものに合わせて包み方を変えると、瓶や箱などさまざまなものを包むこともできます。
そして何よりも、使い終われば畳んでしまえてかさばらない。
また、一度使ったら終わりではなく、何度も繰り返し使えるところにも、ものを大切にしてきた日本人の暮らしが表れていますね。

風呂敷の魅力は、便利なことだけではありません。
包むという行為そのものに、「大切に扱う」という気持ちが表れるように思います。

贈り物を風呂敷で包む。
それを相手に手渡す。

今は、便利なものがたくさんあります。
だからこそ、昔から受け継がれてきたものを、もう一度今の暮らしに取り入れてみる。
風呂敷一枚を持っているだけで、荷物が増えた時にもエコバックよりも自由に使えるかもしれません。

今ではポップな柄や防水のものなど様々な風呂敷もあります。
形は「和」で見た目は「洋」のように、今の自分のスタイルに合わせて「和」を取り入れることもできます。
毎日の暮らしの中にある、小さな知恵や工夫。
そんなものに改めて目を向けてみると、今も身近なところに残っている日本人の心があちらこちらに見つかるはずです。

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