エセンティアの坂井紀子です。
週末、銀座で開催された
『京都・染めと織りの展覧会』
に行って参りました。
会場には、西陣織や京友禅の着物や帯の受賞作品が、一同に展示されていて、なんとも圧巻でした✨
私は物を作ることが好きなので、どんな素材を使い、どんな工程で作られていくのか、その物が完成するまでのところにもとても興味があります。
特に着物や帯などの伝統工芸品は、上質な素材を丁寧に扱い、気の遠くなるような細かな作業で、少しずつ作られていくところに、職人さんに対してリスペクトしかありません✨
そうして仕上げられていく物ですから、どの作品もどれだけの職人さんの手間と時間をかけてつくられたのかと想像し、その作品の美しさにため息ばかり…✨
伝統工芸士の方の実演も見ることが出来ました！
とても細かい方眼紙のようなマス目のひとつひとつに筆を入れていきます。
京友禅の色挿しに使う刷毛や筆なども展示されていました。
黒い線が下絵、その内側に様々な色を入れていくそうで、まるで塗り絵のようです。
全体の色を刷毛で叩いて染めていくのはたたき染といわれる手法で、色のグラデーションや強弱を付けられるそうです。
実際に職人さんからその工程の説明を聞くことができ、その技術のすごさを肌で感じられました。
着物の需要が減ることで、後継者が減少し、そうした技術が途絶えていってしまうことが心配されています。
私が着物の人口を増やしたいという想いは、そういった観点からもきています。
いかがでしょう？ちょっと着物を見てみたいな✨と興味がわいてきませんか？
実際に着物を纏ってみる体験もおすすめです。
着付レッスンでは着物を持っていない、準備が大変という方は一度ご相談くださいね。