衣替えで、クローゼットの奥をのぞいたとき。
「特別な日に着よう」としまっておいた一着が、そのまま眠っていることはありませんか。
大切にしたい気持ちがあるからこそ、「もったいなくて」と、つい出番を先延ばしにしてしまいますよね。
けれど、服にとっていちばんうれしいのは、きっと、あなたに袖を通してもらえる時間です。
特別な予定がなくても、いつもの買い物や、ひとりで過ごすカフェの時間に、とっておきの一着をまとってみる。
すると、背筋がすっと伸びて、いつもの景色が少しだけ明るく見えてくるから不思議です。
それは、「何でもない日の私」も、大切にしてよい存在なのだと、自分にそっと教えてあげること。
特別な日は、待つものではなく、自分の手でつくっていけるもの。
お気に入りの一着は、その小さな合図になってくれます。